連載 文部科学省「看護師の人材養成システムの確立」紹介!・9
徳島大学―愛と知と技のバランスのとれた看護職養成 自己啓発力を高め看護実践力向上をめざす
木田 菊恵
1
,
雄西 智恵美
2
,
石山 由紀子
1
,
鈴記 洋子
1
1徳島大学病院看護部
2徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部看護学講座
pp.1096-1099
発行日 2011年11月10日
Published Date 2011/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102260
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本事業は,自己啓発力を高め,看護実践力の向上を図り,愛と知と技のバランスのとれた看護師の育成をめざす取り組みです。大学病院看護部と医学部保健学科看護学講座が連携を図り,「対人援助向上」「教育担当者育成」「役割拡大実践能力育成」における教育プログラムを開発するとともに,看護職の多様な生き方を支援するキャリアパスを構築することを目的としています。また,それぞれの看護師がもつ能力,資質を高め,臨床現場で教育指導が効果的に実施でき,学生の実習指導,演習,講義ができる教育指導者の養成を図ることです。
特色は,看護人材成長の3要素を経験,教育,自己啓発とし,人事交流により経験と教育を連動させ,自己啓発力を高める人材養成システムの整備です。
この事業を推進することにより教育力と実践力をもった看護師が育成されるとともに,看護職一人ひとりが,自己実現に向けてキャリアデザインを描くことができ,専門職としての自覚と誇りをもっていきいきと働くことができることをめざします(図1)。
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