特集 業務改善と標準化に向かって パスを見直そう
患者中心のEBMに沿ったパスの見直し―DPC導入と紙ベースから電子化への節目に
依田 尚美
1
1JA長野厚生連 佐久総合病院
pp.869-873
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102194
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佐久総合病院のパス導入の経緯
クリニカルパス(以下,パス)が初めて佐久総合病院(以下,当院)に導入されたのは,1998(平成10)年心臓カテーテル日帰り検査でした。翌年には,日帰り手術センターのオープンとともに,白内障,心カテ,ラパコレ,歯科の埋伏歯抜歯,小児ヘルニア,成人ヘルニアの6疾患でパスを開始しました。
当時のパスはチェックリストとしての意味合いが大きく,予定手術に対して標準的な医療を行ない,入退院をスムーズにすることを目的に使用されていました。パス委員会も有志のグループ活動としてはじめられ,看護部のパス委員会を経て,2002(平成14)年からはトップダウンにより院内クリニカルパス委員会が組織化されました。
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