特集 看護研究の立案からパソコンによるデータ処理までの実際
研究過程における行動目標—乗り越えにくい節目を中心に
近田 敬子
1
1京都大学医療技術短期大学部
pp.24-28
発行日 1989年1月25日
Published Date 1989/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908616
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セミナーでは,プログラムの一部として,可能なかぎり参加者のニーズに合わせて行なえる演習が,3つのパートに分けて企画された.ここで紹介するのは「研究計画の検討」の中の「研究過程における行動目標」についてである.
事前に調査した資料によると,本パート参加者の背景は,ほとんどが臨床の場で活躍されている方であった.しかし,経験年数のばらつきは大きく,本パートへの期待は決して1つにまとまらないと考えられた.一方,卒業後の「看護研究」と称する受講の経験は皆無ということであり,また現在行なっている研究で困っている事柄は何かという質問に対しては,無回答あるいは研究過程のあり方に関する内容であった.
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