特集 業務改善と標準化に向かって パスを見直そう
―作成は厳しく,使用はファジーに―パスをどのように進化させ,紙から電子に移行させるか―福井総合病院でのパスの進化を振り返って
吹矢 三恵子
1
1福井総合病院 クリティカルパス委員会
pp.862-868
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102193
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はじめに
福井総合病院(以下,当院)は,273床の急性期病床と42床の回復期病床をもつ民間の総合病院である。クリティカルパス(以下,パス)の最初の導入は,1999(平成11)年であったが,2000(平成12)年からは,トップダウンにより病院全体で取り組むこととなった。2009(平成21)年には病院の新築移転に伴い電子カルテの導入と,電子カルテパスの運用を開始した。これまでのパスへの取り組みを振り返って,当院のパスの進化や,紙パスから電子カルテパスへの移行をどのように行なってきたかを紹介する。
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