特集 歯周疾患の予防—8020運動の達成に向けて
節目における歯科健診の現状と課題
中島 民惠
1
,
柏木 雅宣
2
,
若林 幸枝
3
1名古屋市衛生局
2名古屋市天白保健所
3名古屋市中保健所
pp.622-626
発行日 1996年9月15日
Published Date 1996/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901545
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
昭和57年に成立した老人保健法では,歯科保健は検討事項であったが,その後歯周病予防モデル事業などを経過し,平成7年度より総合健診に歯周疾患検診が導入され,成人歯科保健事業は年々充実してきている.
名古屋市では老人保健法発足当初の昭和59年より,歯科健診を取り入れた総合健診,通称「なごやか健診」を実施し,昭和63年度より歯科単独事業として歯周病予防教室を加えるなど積極的に取り組んでいる.そこで,ライフサイクルに沿って実施している歯科保健事業(表1)を通して,成人保健事業の一つである,なごやか健診(歯科健診)の現状,課題などを考えてみたい.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.