連載 ビジョナリーホスピタル――将来の医療を見据えて・7
[座談会]名古屋セントラル病院 JR東海が経営する「小回りが利く急性期病院」―大病院ひしめく名古屋医療圏で4年前に新病院建設
浅野 卓
1,2
,
川島 靖浩
3
,
大原 まゆみ
4
,
田中 夕美子
2
1東海旅客鉄道株式会社人事部
2名古屋セントラル病院
3名古屋セントラル病院消化器内科
4名古屋セントラル病院看護部
pp.557-563
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101775
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名古屋セントラル病院は2006(平成18)年7月に開院した。病院の過当競争状態にある名古屋医療圏にあっては最後発組とも言える。だが来歴をたどれば,前身の名古屋鉄道病院の創設は大正時代にさかのぼることができる。いわゆる老舗病院である。しかし長年の鉄道病院のイメージが災いして一般には無名の老舗病院であったがゆえに,先端医療機器を揃えたり,全室個室にしたりと知恵を絞った。開院して4年が経過するなかでスタッフが充実し,医療実績が形となって現れ始めたことで,評価も定着し,2009(平成21)年度には病院機能評価の認定も受けた。5年目に入った同院はどのような病院を指向するのか? どんな医療を提供するのか? 激戦のなか,どう頭角を現そうとしているか? 同院の若いリーダー4人にそれぞれの所信や思いをうかがった。
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