研修病院ガイド
名古屋掖済会病院
尾島 俊之
1
Toshiyuki Ojima
1
1国立公衆衛生院専門課程
pp.621
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900201
- 有料閲覧
- 文献概要
研修内容
名古屋大学方式のスーパーローテート研修が1年目の研修医全員に行われており,マイナー系もまんべんなく研修できます.内科医志望でも麻酔科や産婦人科の研修ができ,私は精神科も回りました.
掖済会病院の最大の特徴は,救急病院であることです.具体的手技としては,血管確保,血ガスから始まり,挿管,心臓マッサージ,カウンターショックは日常茶飯事に行うことになりますし,IVHカテーテル,胸腔ドレーン,Swan-Gantzカテーテル,SBチューブ,気管切開なども2年目までに何度か行うことになるでしょう.消化器検査としては,胃透視をはじめ,内科志望であれば,超音波,注腸,胃カメラなども行うことになります.また,整形外科が非常に充実しており,骨折の鑑別やある程度の治療も行えるようになります.2年目の当直には実質的に救急部門をまかされるため,心筋梗塞患者の管理など,非常に救急対応能力がつきます.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.