特集 指導者の想像力・教育観で進化するシミュレーション教育
座談会●現任教育におけるシミュレーション教育の効果と今後の展望―東京医科大学病院の先進的な取り組みの成果から
阿部 幸恵
1,2
,
大滝 純司
1,3
,
中野 八重美
4,5
,
清田 朝子
5
,
金田 博美
6
,
西澤 生野
6
1東京医科大学病院卒後臨床研修センター
2クリニカルシミュレーションラボ
3東京医科大学医学教育学講座・総合診療科
4東京医科大学病院統括安全管理室
5東京医科大学病院看護部
6東京医科大学病院循環器内科病棟
pp.914-922
発行日 2009年10月10日
Published Date 2009/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101588
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東京医科大学病院では,卒後の医師・看護師を含む院内の多職種にシミュレーション教育が浸透している。卒後臨床研修センターに,看護職の阿部幸恵氏が専任管理者として配属され,各職場に落ちている教育の種に気づいた看護師たちの自発的なシミュレーション教育の取り組みを支援している。また,インシデント発生後には多職種によるシナリオシミュレーションが自然発生的に実施されるなど,現任教育・医療安全上の効果はもちろん,チーム医療の促進にもシミュレーションが貢献している。
本稿では,同院の医師,看護師にそれぞれの立場から,さまざまなシミュレーション教育の取り組みについて座談会形式でお話しいただいた。
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