増刊号特集 行動する看護師長 これからの臨床看護マネジメントの実践
―魅力ある職場をつくる・2 まず師長から学ぶ―看護理論研修を継続することで可能になる看護実践
小川 紀子
1
1筑波記念病院看護部
pp.698-699
発行日 2009年7月26日
Published Date 2009/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101536
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筑波記念病院看護部(以下,当看護部)がロイ適応看護モデル(以下,ロイモデル)を臨床現場に導入したのは1996(平成8)年で,今年で14年目になる。研修では看護理論を学ぶことで人間を全人的にみることができる,論理的,科学的な根拠に基づいた思考過程が踏める,それにより後輩にも論理的,科学的に指導ができる,看護の範疇が明確になり,他職種との連携がしやすくなる,などを目的にしている。
筆者は9年前に当院に入職し,翌年から看護部の教育担当責任者として8年間研修に関わってきた。今回は担当責任者として学ぶ環境をどのように整えてきたか,研修をどのように行なってきたのかを看護理論研修に焦点をあてて述べる。
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