巻頭言
皮膚科の魅力 理論と実践
長谷川 敏男
1
Toshio HASEGAWA
1
1順天堂大学医学部附属静岡病院皮膚・アレルギー科,教授
pp.1321-1322
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002776
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私は現在,大学病院分院の皮膚科の科長を務めている。当院は伊豆半島の広大な医療過疎地域を診療圏としており,幅広い疾患の患者が来院する。東京都心にある本院から交代で派遣される若手医師らが,この環境で成長を実感するというのを嬉しく聞きながら,自分自身の成長も感じており,若手とはいえなくなってしまった医師としては大変幸せなことだと思っている。全身管理をはじめとして,臨床研修を終えて間もない若手医師らから学ぶことも多い。非常に真面目な者,そうでもなさそうな(?)者を含め,彼らの殆どに向上心があることを知り,頼もしく感じている。週1日は大学病院本院に赴き,若手医師らと全身麻酔の手術に入り,大学院生らと基礎研究にも参加している。飽きっぽい私ではあるが,楽しく飽きのこない毎日である。
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