特集 病院の人材確保―景気・社会構造の変化を踏まえて
―【鼎談】―医療施設における雇用をめぐって―魅力ある職場とは
磯野 晴崇
1
,
新村 元市
2
,
河北 博文
3
1株式会社メディカル・コンシェルジュ
2総合メディカル株式会社
3医療法人財団河北総合病院
pp.710-716
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100367
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河北 私が病院の経営,日本の医療政策に関わり始めたのは,今から 25 年前の 1981 年からですが,そのときに感じたことが 3 つあります.
1 つは,日本は皆が同じでなければいけないという同質性の社会で,医療ほどその傾向が強いということ.2 つ目は,医療におけるマネジメントの欠如,そして 3 つ目は,診療の科学性がないということでした.診療の科学性については,最近は大きく変わってきて,EBM が随分と浸透してきました.現在では逆に,医療が対象とするのは人間ですから,あまり科学性が強調されてもいけないと感じるようになっています.
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