特集 高度看護実践者の技能と教育的効果 日本赤十字社のキャリア開発ラダーレベルV認定の成果から
扉
pp.395
発行日 2009年6月10日
Published Date 2009/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101471
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全国に92医療施設を擁する日本赤十字社では,看護の高度化に伴い,中堅層以上の教育内容を強化することなどをめざして,2006年度からキャリア開発ラダーを導入した。最高水準のレベルVは大学院レベルを想定しているが,昨年11月,全国で初めてのレベルV認定看護師が誕生した。
本特集では,CNSでもあるレベルV認定看護師が所属する長浜赤十字病院の看護職から,高度看護実践者が生み出してきた臨床・教育上のさまざまな効用について報告すると同時に,日本赤十字社のラダーに込められた理念や今後の課題を紹介する。高度看護実践者の存在が,病院全体の看護実践ひいては医療の質を短期的・長期的に変容させる意義について,再考していただく機会としたい。
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