特集 看護業務拡大による可能性を探る―現場のニーズと教育システムの構築
看護の業務拡大に向けた提案―現場のニーズと期待から
田林 晄一
1
1東北大学医学系研究科心臓血管外科
pp.15
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101389
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医療崩壊の要因として医療関係者の労働環境,医師の教育体制,医療訴訟問題,勤務医の待遇などが挙げられているが,このなかで最大の要因は「労働環境」で,多くの医師は「本来の医師としての業務に選任できる環境が得られれば,待遇,勤務時間にこだわりを感じない」とする人も多い。
医師の勤務負担に関する2004(平成16)年と2007(平成19)年の比較では68%の医師が「増加している」と回答し,「変わらない」は27%,「減っている」が4%という結果が,医師の勤務状況調査で発表されている。
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