論評
介護従事者の処遇改善に向けた提案
宇野 裕
1
1日本介護経営学会理事
pp.14-23
発行日 2024年12月11日
Published Date 2024/12/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2948005
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問題の所在 介護報酬は2024年4月から1・59%引き上げられ、うち0・61%分はサービス類型ごとの基本報酬に、0・98%分は介護職員の処遇改善に充てられた。2022年度決算における全サービス平均の収支差率は2・4%で、2021年度から0・4ポイント悪化していた。0・61%はこれを上回る改定となる。また、処遇改善のための加算は額が引き上げられると同時に簡素化され、より多くの事業所が加算を取得できるようになった。厚労省によれば、加算等による賃上げ効果は2024年度に2%、2025年度には2・5%になるという。
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