特集 施設看取りを実践しよう—「介護スタッフへのサポート」が求められている
—【訪問看護へのニーズを読み解く❷】—高齢者向け住まいにある訪問看護への期待
長田 洋
1
1高齢者向け住まい事業者団体連合会
pp.20-23
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201351
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有老やサ高住の入居者は、軽度者ではない
「有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅は、要介護度の軽い人が多い」と誤解されていないでしょうか? 確かに特別養護老人ホーム(平均要介護度3.9)などよりは平均要介護度は低く、類型にもよりますが2.0〜2.6です(図1)*1。
しかし、要介護2前後の人だけが住んでいるわけではなく、要介護5の方も1割前後入居されています。高齢者向け住まい(有料老人ホームとサービス付き高齢者住宅)は、病院や一時的な施設ではなく、「住まい」であることから、最期まで住み続けることが前提です。そのためその住まいは、「死」「看取り」と向き合うことになります。
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