増刊号特集 ワーク・ライフ・バランスを実現し,成果を上げるマネジメント―多様な働き方と人事制度に焦点をあてて
[急性期病院]―星総合病院―地域から何が求められ,組織で何ができるのか
吉田 みね
1
1星総合病院
pp.707-712
発行日 2008年7月26日
Published Date 2008/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101273
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
現状からみた職員定着の鍵
星総合病院(以下,当院)は福島県の中央,郡山市に位置し,JR郡山駅から徒歩7分の場所にある。1925(大正14)年に開業し,「医の心」を基盤に地域に根ざした医療,開かれた病院づくりを目標に努力してきた。市内には同じような機能をもつ財団法人病院が3施設あり,お互いに協力し合い地域の医療を支えてきた。特に当院は二次救急病院としての役割を担い,また地域医療支援病院として地域のクリニックや診療所との連携をもちながら医療を行なっている。
全国的にも,また社会的な問題でもある看護師確保については,東北の地方都市にある当院にとって,年々厳しくなっているのが現状である。看護体制は10対1入院基本料の基準であるが,急性期の医療を担う当院としては,看護要員が十分確保されている状況には至っていない。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.