緊急特報 阪神大震災,その時看護は……
自分には何かできるか,何を求められているのか
黒田 裕子
1,2
1宝塚市老人保健施設準備室
2宝塚市立病院
pp.470-471
発行日 1995年5月1日
Published Date 1995/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904807
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その時私は,午前4時に起床し,本を読んでいた.そこに起こったのが,あの大震災だった.左右に大きく揺れ動くあの時の揺れは,今にもそのままマンションが倒れるのではないかとさえ思うほどだった.
私は,「ちょっと待って」と大きな声で叫んだ.が,それにはこたえることもなく,揺れは続いた.その間,30秒と言われているが,とても長く感じた.
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