連載 企業経営から学ぶ――看護管理者に求められる経営ビジョンと社会貢献・3
「願望」を伝えるのではなく「決意」を行動で見せていく
和地 孝
1
,
安井 はるみ
2
1テルモ株式会社
2神奈川県看護協会医療安全対策課
pp.221-224
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101157
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
医療機器総合メーカー「テルモ株式会社」は,1921(大正10)年,北里柴三郎博士を中心とした医師たちにより,良質な国産体温計の製造をめざして「赤線検温器株式会社」としてスタートしました。1960年代には事業の多角化などにより業績が急成長したものの,1990年代初頭には連結決算で赤字を出し伸び悩んでいたところ,和地孝氏の改革により,今期に至るまで14期連続増収し,過去最高を更新する見込みであり,飛躍的に成長し続けています。
今回は,代表取締役会長の和地孝氏に,重い経営的課題を乗り越えてきたトップリーダーの実践知についてうかがい,看護管理者に必要なマネジメント能力だけでなく,新たな価値創造を導くビジョンについて学びたいと思います。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.