特集 超高齢社会の病院でどんな看護を提供するか―専門看護師と認定看護師の広告解禁を契機に
扉
pp.925
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101056
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日本で65歳以上の高齢者が人口に占める割合は約20%。21%を超える「超高齢社会」の到来も間近となっている。急性期病院でも高齢の患者が増加するなか,高齢者の心身の特徴を熟知した看護師への期待は高まり,老人看護専門看護師や認知症看護認定看護師をはじめとする専門性をもった看護師の活躍の場が広がっている。
折しも,今年4月施行の改正医療法で専門性の広告が看護師にも拡大され,7月にはすべての分野の専門看護師と認定看護師が広告掲載可能となった。患者の病院選択を促すものとして,その存在は病院の内外でこれまで以上に注目されることになるだろう。
本特集では,超高齢社会をにらみ,病院の強みとして看護の専門性を活用する看護管理・病院経営上の視点と,老人看護専門看護師の実践を紹介する。さらに,来年4月に施行予定の,75歳以上を対象とした「後期高齢者医療制度」を踏まえた今後の看護を展望する。
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