特集 「キャリア中期看護師」をいかに育てるか
「キャリア中期看護師の臨床実践力測定尺度ver.3」を教育プログラムとして活用するための手引き
牛田 貴子
1
1信州大学医学部保健学科
pp.496-499
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100965
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前稿の「キャリア中期看護師の臨床実践力測定尺度ver.3」(以下,ver.3)の開発プロセスの説明を受けて,本稿ではver.3をどのように活用すればキャリア中期看護師の教育支援につながるのか,という点について述べる。ver.3は,看護師の勤務評定や,看護管理に関する資料作成を目的としたものではなく,今後の方向性や見通しにまでつながる現状分析を,個人または組織自ら行なうことを支援するための道具である。看護師や看護部門の探求心や主体性がより引き出される,ひとつの道具であると考えている。
道具も適切な使い方をしないと,その使用効果が得られない。そのため,ver.3の使い方について,これまでの研究プロセスと,現在試作を繰り返している「教育支援プログラム」を用いた研修での状況をもとに説明したい。
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