特集 中堅看護師から組織の活性化を導く
【インタビュー】中堅看護師を活性化する職場をどうつくるか,管理者はどう関わるか
重吉 睦子
1
,
井桁 洋子
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院
pp.8-12
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100681
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リーダーシップ研修で伝えたいこと・学んでほしいこと
――中堅層に対してどのような教育体制をとっているか教えてください。
重吉 東京医科歯科大学医学部附属病院(以下,当院)看護部では,2001(平成13)年度に看護師が主体的に学ぶ環境を整えることを目的に,「卒後臨床看護研修システム」を本格的に開始しました。まず新卒1年目から3年目までを対象とする「スタッフナース育成コースⅠ,Ⅱ,Ⅲ」があり,4年目からは「管理能力開発コース」として,「リーダーシップ研修Ⅰ」「リーダーシップⅡ」の研修を設けています。「リーダーシップⅠ」はリーダーとしての勤務経験が1~2年未満の人たちを対象にしており,それ以上のリーダー経験がある,いわゆる中堅層の人たちを対象とした研修が「リーダーシップⅡ」です。「リーダーシップⅡ」の受講者は,経験年数の幅が広く,中には20年以上のキャリアを積んだ人もいます。
「リーダーシップⅠ」は,業務の中でチームリーダーとして求められるマネジメント能力を養う研修で,チームの状況をアセスメントできることに主眼をおいています。
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