連載 看護管理に活かすコーチング・カウンセリング術[10]
カウンセリングスキル学習の手順
池田 優子
1
1前公立藤岡総合病院看護部
pp.858-862
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100555
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今回は,カウンセリングスキルの学習の一連の手順についてお話しします。
カウンセリングの4つの基本姿勢(観察,傾聴,確認,共感)をもちながら,相手の本当のニードが何なのかを見出し目標化し支援していく方法です。
カウンセリングプロセスは事柄から気持ちへ,気持ちから感情へ,感情の意味を明らかにする(期待の内容の明確化)一連の手順を踏んでいきます(図・表1)。
感情については,5つの基本感情とその意味を把握したうえで,どのような期待をめぐらせているのかを明確にしていきます(表2)。
次の事例は,カウンセリング初級研修でのモデリング場面でスーパーバイザーのAさんに話してもらったものです。
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