連載 こもれび輝く日から始まった 私のこだわり看護管理[10]
私にできること
陣田 泰子
1
1聖マリアンナ医科大学病院看護部
pp.857
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100554
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今年のゴールデンウィークは,職場に通いつめた。オーダリングから,フルオーダリングへの移行のためだ。
「マリアI」から「マリアII」へのシステム移行は,予定が遅れ,5月のゴールデンウィークにずれ込んだ。短い準備期間に加えて,思うようにはかどらない状況から,事態は最悪といってもよいほどのものだった。「死んでいる暇がない」という言葉はナイチンゲールのものだということを聞いたことがあるが,まさにそんな状態だった。看護部のシステム移行のコアメンバーは,連日ほぼ徹夜に近かった。強靭な彼女らの表情にも疲れが見えていた。各セクションのナースたちも,システム移行に伴う連日のさまざまな変更に音を上げる毎日だった。
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