特集 目標管理で看護組織は進化したか―臨床と教育の現場から
目標管理を教材とした実習に取り組んで
[2]看護管理実習に「目標管理」を教材とした目的とその意義
平井 さよ子
1
1愛知県立看護大学
pp.549-553
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100507
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はじめに
愛知県立看護大学(以下,本学)で,看護管理学実習がはじまったのは,2000(平成12)年度の学部4年生からである。当時,「総合看護実習」と称して,3週間の実習が4年次に実習統括の位置づけで行なわれていたが,そのなかの1単位45時間を「看護管理実習」として獲得することができた。そのいきさつについては,紙幅に限りがあるので省略するが,「看護管理学」なるものを講義と実習という形で展開することが可能となったのである。
看護管理学実習は,1単位という限定された時間しか与えられていないため,学ぶ側学ばせる側いずれにも自ずと限界がある。そこで「目標管理」に焦点を絞り,5~6名のグループで学生自らも実習目標達成に向け,目標管理をしていく実習を行なった。以下に,「目標管理」をテーマに掲げた新しい実習の試みを紹介する。
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