増刊号 血液検査実践マニュアル
Part 4 溶血検査
1.検査の目的と意義
藤井 寿一
1
1東京女子医科大学中央検査部
pp.806-808
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905470
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はじめに
溶血とはなんらかの機序によって赤血球崩壊が充進した状態である.病因には先天性(遺伝性)と後天性のものがある.赤血球の機能や構造の異常によるもの,抗体の作用によるもの,血管壁の異常によるものや,悪性腫瘍や膠原病などに続発する場合も少なくない.溶血性貧血の主な疾患を表に示す.
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