短報
看護職におけるジェンダー体制の今日的状況―看護職者の意識と現状に関する調査から
矢原 隆行
1
1郡山市立女子短期大学
pp.163-165
発行日 2004年2月10日
Published Date 2004/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100435
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従来,看護職や介護職は典型的な“女性的職業”とされてきたが,近年,これらの領域に進出する男性が着実に増加してきている。また,その配属先も,精神科病棟に偏っていた従来の状況から,より多様になりつつある。このことは看護職のみならず,他の専門職,患者など,看護をめぐるそれぞれの立場において,看護職とジェンダーとの関わりを再考する必要性が増大していることを意味している。
筆者は,これまで男性看護職の現状や諸課題について質的・量的な調査研究を行なってきたが1,2),今回,新たに全国規模で行なった質問紙調査により,看護職におけるジェンダー体制について興味深い結果が得られたため,その中からいくつかを報告する。
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