Japanese
English
研究ノート
看護職の考える高齢者の自立に関する意識調査
Clinical Nurse Perception of Elderly Patient-Independence
松本 啓子
1
,
清田 玲子
2
,
池田 敏子
3
,
赤木 節子
4
,
羽井佐 米子
5
,
高田 三千代
6
,
松井 優子
7
Keiko Matsumoto
1
,
Reiko Seita
2
,
Toshiko Ikeda
3
,
Setsuko Akagi
4
,
Yoneko Haisa
5
,
Michiyo Takata
6
,
Yuko Matsui
7
1岡山県立大学大学院保健福祉学研究科看護学
2川崎医療短期大学
3岡山大学医学部保健学科
4岡山済生会病院
5旭川荘厚生専門学院
6みわ記念病院
7玉野総合医療専門学校
1Course of Nursing, Graduate School of Health and Welfare, Okayama Prefectural University
2Department of Nursing, Kawasaki College of Allied Health Professions
3School of Health Science, Okayama University
4Okayama Saiseikai General Hospital
5Asahigawa-so College of Public Welfare
6Miwa Hospital
7Tamano College of Nursing
キーワード:
老人看護
,
看護者意識
,
自立
,
意欲
,
ADL
,
gerontological nursing
,
clinical nurse perception
,
independence
,
volition
,
activities of daily living
Keyword:
老人看護
,
看護者意識
,
自立
,
意欲
,
ADL
,
gerontological nursing
,
clinical nurse perception
,
independence
,
volition
,
activities of daily living
pp.107-113
発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究の目的は,臨床の看護職者が高齢者の自立に関してどのような意識をもって,看護を実践しているか,看護職者の個人背景によってその意識に違いがあるかどうかを明らかにすることである.この研究で自立を示す項目は,主として高齢患者の多い病棟に勤務する看護職者に,アンケート調査を実施して得られた回答を分類し,筆者らによって一致するまで検討を重ね,15項目を精選した.再度同じ回答結果を用いて,看護計画立案時の情報収集の中で15項目に該当する回答の有無と個人背景との関係をχ2検定した.同様に看護職者が一般的高齢者の自立についてイメージする中で,15項目に該当する回答の有無と個人背景との関係を検討した.
結果,情報収集時の回答と個人背景との関係では,年齢と「コミュニケーション」,経験年数と「コミュニケーション」,職位と「理解・判断」「自己管理」「ADL」,世話の経験の有無と「意欲」に有意な差があった.一般的高齢者の自立についてイメージする時の回答と個人背景との関係では,年齢と「意思表示」,経験年数と「意思表示」「コミュニケーション」,職位と「理解・判断」の項目にそれぞれ有意差があった.
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