連載 おとなが読む絵本――ケアする人,ケアされる人のために・4
愛ときびしさと 『つきのよるに』『あいしているから』
柳田 邦男
1
1作家
pp.582-583
発行日 2005年7月10日
Published Date 2005/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100202
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最近,子育てにおける親の愛着関係(アタッチメント)の重要性が,新しい観点から重視されるようになっている。幼少期において,親のアタッチメントを満喫できないと,心にゆがみが生じるおそれがあるからだ。
人格形成のゆがみが何によって生じるのかについては,さまざまな要因が複合しているのだが,乳幼児期における親の子に対する接し方の積み重ねが,極めて重要な要因になっていることは確かだ。
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