特集 婦人労働からみた看護
私と労働
きびしい労働にみいだす誇り
永川 ムツ
1
1東京大学付属病院
pp.33-34
発行日 1964年10月1日
Published Date 1964/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912402
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現場にあるナースの声を—と依頼され待っていましたとばかりペンを持って見たものの,あれもこれもといいたいことのみで一体何から書いてよいか迷う。
現に職場ではみんなの不平不満も受け入れられず結局忙しさにまぎれ一人ひとりの胸中で怒り苦しんでいるだけである。低サラリーと人員不足過重労働とそれから起る病気,また当然とれるべき年休も,忙しい勤務体制の中では大部分の仲間が数日から10日近く残してしまう。
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