焦点 日本赤十字社の地震災害への取り組み
新潟県中越地震災害救護活動報告―dERU(国内型緊急対応ユニット)を活用して
板垣 知佳子
1
,
今井 家子
1
,
片山 仁己
1
,
竹内 幸枝
1
1日本赤十字社医療センター看護部
pp.408-412
発行日 2005年5月10日
Published Date 2005/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100169
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災害発生時の救護活動は日本赤十字社の使命である。各都道府県支部には常備すべき救護班の数が規定されており,全国で434班以上が整備されている。
また日本赤十字社は,2002(平成14)年8月に国内の大規模災害の救護活動に対応するために,国際救援活動に使用している緊急対応ユニットを改良した国内型緊急対応ユニット(domestic Emergency Response Unit: dERU)を開発し,全国の各ブロックに配備することとしている。これまで各ブロックの救護訓練においてdERUについて紹介されてきたが,実際に活用したのは新潟県中越地震での救護活動が初めてであった。
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