特集 地域におけるネットワーク医療・看護の取り組みのいま
制度改革前夜の課題
在宅ホスピスケアの取り組みのいま―「かわさき総合ケアセンター」の実践と事例
松澤 洋子
1
1川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター
pp.277-283
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100143
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地域における在宅ホスピスケアのいま
患者や家族の,在宅ホスピスケアに対する思いはさまざまである。自宅で過ごしたいという患者の思いや,住み慣れた自宅で最期を迎えさせてあげたい,病状が安定している今のうちだけでも自宅で過ごさせたいという家族の思いがある。
その思いによって家族の受け入れや支援体制が変わってくる。川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンターでは,1998(平成10)年からホスピスケアを始め,今年で7年目を迎えた。この間の実践を整理することで,これからの問題と課題を探ってみた(表1)。
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