グラフ
一般診療・介護・看取りを三本の柱に—川崎市立井田病院/かわさき総合ケアセンター「ぬくもり」
pp.393-398
発行日 1999年5月1日
Published Date 1999/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902686
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東急東横線日吉駅から徒歩5分,閑静な住宅街が広がる高台に川崎市立井田病院はある.同院は1949年に50床の病院としてスタート,開院当初は当時国民病ともいわれた結核に,各地で公害病が猖獗を極めた1960〜70年代は小児ぜん息に取り組むなど,疾病構造の変化に伴い,その時々のニーズに応える医療を積極的に展開してきた.
80年代に入り,超高齢化社会の兆しが現れ始めた1982年に在宅ケアへの取り組みを開始,また癌が日本人の死亡原因のトップとなってから4年後の1985年には緩和ケアに関する取り組みも始まった.今回の総合ケアセンターの開設は,それらの地道な取り組みが実を結んだものといえるだろう.
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