連載 自律してケアを提供できるセルフマネージングチーム[12]【最終回】
自律したチーム運営から組織変革・発展への期待
福井 トシ子
1
1杏林大学医学部付属病院看護部
pp.239-245
発行日 2005年3月10日
Published Date 2005/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100138
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自律する看護者集団へと成長するためのマネージメント方式として,セルフマネージングチーム制の創出から定着化の過程,およびその成果測定,実践の場について,11回に渡って紹介してきた。連載中は,院外のさまざまな方から,セルフマネージングチーム制に対するご意見やご感想をいただいた。実際に病院へ足を運んでくださった産科病棟のリーダーや管理職の方,関心をもってくださった多くの方との議論も貴重であった。
しかし,「セルフマネージングチーム制の成果は何か」と問われたときは少なからずショックを受けた。セルフマネージングチーム制の成果は,チームの成長と個人の成長に他ならず,それを中心に紹介してきたつもりだからだ。
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