特集2 災害時,在宅療養者をどう守るのか② 新潟県中越地震
訪問看護ステーションの状況と小千谷市総合体育館での健康相談活動
今出 晶代
1
1新潟県看護協会訪問看護ステーションつくし
pp.224-229
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100102
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はじめに
訪問看護ステーションつくし(以下,「当事業所」と略)は,1999(平成11)年5月に開設した。現在,看護師は常勤6人,非常勤2人と事務職1人の体制である。訪問地域は,柏崎市と刈羽郡。1か月の訪問看護実利用者数は約90人,延べ訪問件数は480件前後。居宅介護支援利用者数は約50人(うち当事業所の訪問看護利用者は約40人)である。利用者の主な疾患は,脳血管疾患,高血圧症,パーキンソン病等の難病,悪性腫瘍などである。
本稿では,2004年10月23日に発生した新潟県中越地震における当事業所の活動と,ピーク時には2500人が避難していた小千谷市総合体育館で25日に行なった健康相談活動についてまとめた。
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