焦点 看護学の枠組みと学術用語としての看護用語
ClNAHL看護シソーラスの翻訳と分析
和田 佳代子
1,4
,
伊関 節子
2,4
,
松本 直子
3,4
1昭和大学附属鳥山看護専門学校図書室
2東京女子医科大学図書館河田町分室
3聖路加看護大学図書館
4CINAHLシソーラス翻訳グループ
pp.391-401
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900525
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はじめに
看護学領域で外国の文献を検索するには,代表的なデータベースとして,CINAHL(Cumulative Index to Nursing & Allied Health Literature)とINI(International Nursing Index)とがある。このうちINIは医学領域のデータベースであるMEDLINEに含まれているため,従来から医学部や病院の図書館などで比較的利用しやすい環境にあった。
一方,CINAHLはアメリカの英語論文を中心に作られた看護独自の文献データベースであり,単独で購入しなければならない。そのためCINAHLは必要ではないと考える教育・研究者や図書館もあったように思われる。しかし日本における看護系大学の教育・研究者は,大学院教育をアメリカで修了してきている人も多く,大学院在学中に利用頻度の高かった,CINAHLの重要性を認識して日本に戻ってきている。
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