焦点 看護ケアの質の評価指標と評価方法の開発
看護ケア結果指標と測定用具の開発
近澤 範子
1
,
勝原 裕美子
1
,
小林 康江
1
,
塩塚 優子
1
,
中岡 亜紀
1
,
片田 範子
1
,
粟屋 典子
2
,
蝦名 美智子
3
,
平尾 明美
4
1兵庫県立看護大学
2国家公務員共済組合連合虎の門病院
3神戸市看護大学
4神戸大学附属病院看護部
pp.155-165
発行日 1998年4月15日
Published Date 1998/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900448
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はじめに
本研究は,『看護ケアの質の評価基準に関する研究』の一部を構成するものである。
1993年度に実施したデルファイ法による研究結果(内布,上泉,片田,1996)から得られた「看護ケアの質を構成する9つの要素」をもとに,平成6年度は「看護ケアの質を構成する要素に関する質的研究」を行なった(片田他,1996)。その結果,『モニタリング機能』『苦痛の緩和』『日常生活の改善・維持』『家族を含めた看護ケア』および『医療チームの連携』の5つの構成要素に関して,看護ケアの質の指標となる要素が導き出された。Donabedian(1969)の概念枠組み(近澤他,1996)に基づいて“ケア構造”“ケア過程”および“ケア結果”に分類したところ,“ケア結果”に関しては合計34項目であった。
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