焦点 看護ケアの質の評価指標と評価方法の開発
看護ケア過程指標の開発
山本 あい子
1
,
片田 範子
1
,
大崎 富士代
2
,
中込 さと子
3
,
縄 秀志
3
,
小高 恵実
3
,
上泉 和子
1
,
竹崎 久美子
1
,
大川 貴子
4
1兵庫県立看護大学
2兵庫県立看護大学大学院看護学研究科
3聖路加看護大学大学院博士前期課程
4聖路加看護大学大学院博士後期課程
pp.125-131
発行日 1998年4月15日
Published Date 1998/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900446
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はじめに
医療の質を評価する基準や指標を作成するために,さまざまな試みが行なわれている。看護分野でも,看護ケアの質の向上を目指して,評価基準・評価マニュアルの作成や普及が行なわれている。当研究班では,看護ケアの質の評価基準の開発を目的として1993年度から活動を行なっている。特にDonabedianの医療の質を評価する3つの枠組み(構造指標,過程指標,結果指標)に沿って,その中の看護ケア過程指標の開発を試みている。どのような看護ケアが,患者にとって良い結果をもたらすことになるのだろうか?当研究班では,従来開発が難しいと言われている看護婦の行為を評価するための看護ケア過程指標の開発を試みたのでここに報告する。
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