連載 調査研究向上のために・10
看護調査研究の実際—統計編④:分散分析
河口 てる子
1
1大阪大学医学部保健学科
pp.339-345
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900410
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
前回の連載では,t検定とそれに対応するノンパラメトリックな検定を中心に説明しました。
t検定では,2つのグループ,または1回目と2回目の調査といったように,対応のあるデータに差があるかどうかをみるものでした。たとえば,男性と女性,医師と看護婦など2つのグループに分けられるものに使われたのですが,ではこれがもし3グループの場合はどうしたらいいのでしょうか。また,男女と職種という,各要因が別々に独立して影響を与えているのではなく,両要因が絡みあって値に影響を与えているとしたら,その場合はどうすればいいのでしょうか。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.