連載 調査研究向上のために・5
看護調査研究の実際—実践編③:調査の実施手順
河口 てる子
1
1大阪大学医学部保健学科
pp.443-448
発行日 1996年10月15日
Published Date 1996/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900366
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前回までの論述では,①調査研究のレベルを決める調査枠組み(概念枠組み)が重要であり,その枠組みと調査票(質問紙)が完全に対応していること,②その枠組みと調査票から作業仮説を出し,作業仮説を検証できる分析方法(統計処理方法)が明記されていること,③それらの分析により調査の目的が達成されること,などの調査研究の骨格に関することと調査票をどのように作成していくかについて述べてきました。今回は,それらの研究計画がなされた後の「調査の実施手順」について説明します。
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