連載 調査研究向上のために・17
看護調査研究の実際—多変量解析:判別分析を使った研究
河口 てる子
1
1日本赤十字看護大学
pp.453-457
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900476
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
前回は多変量解析のうち因子分析について述べました。因子分析は,実践の場で見い出すことができなかった現象(概念)を統計の力を借りて抽出することのできる分析方法でした。しかし,筆者が推奨する調査研究法は,実践の場で見い出した現象と現象間の関係性を検証するタイプのものです。このタイプの分析をする多変量解析の1つで,シンプルな構造を検証するものに判別分析があります。今回は,この判別分析について説明します。
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.