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焦点 尿失禁患者の看護に関する研究
海外文献
尿失禁をもつ老年期女性の体験の探究
Discovering Older Women's Experience of Urinary Incontinence.
Therese Trudel Dowd
1
,
西川 佳之子
2
,
太田 喜久子
3
1アクロン大学看護学部
2聖路加看護大学大学院修士課程
3聖路加看護大学
1College of Nursing, The University of Akron
pp.433-441
発行日 1996年10月15日
Published Date 1996/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900365
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老年期女性の尿失禁体験について理解するためにグラウンデット・セオリー法を用いた。彼女らは尿失禁に関連する出来事や,その他の諸問題が自分たちの自尊感情を脅かすものだと述べていた。そのような脅かしにより,彼女らは自尊感情を守るための効果的なコンティネンスケアシステムを発展させるよう強く動機づけられていた。彼女らが効果的なシステムを発展させることに成功した場合には,尿失禁を受け入れ「普通の」生活を行なうことができていた。継続的な比較法を用いたデータの分析により,この研究では彼女らがどのようにセルフケアシステムを発展させ,維持しているかというより,むしろ尿失禁を管理するために彼女らが生み出したセルフケアシステムについて示している。さらに今後尿失禁をもつ女性たちがどのようにしてコンティネンスケアの日課を発展させ維持したかの調査が必要とされ,それにより看護婦はよりよいアセスメントと看護ケアを提供できるのである。
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