焦点 看護ケアの質を構成する要素に関する質的研究
研究
「モニタリング機能」を構成する看護技術
内布 敦子
1
,
豊田 邦江
1
,
縄 秀志
1
,
松田 裕子
2
,
平尾 明美
3
,
鈴山 久代
4
1兵庫県立看護大学
2前:兵庫県立看護大学
3神戸大学医学部付属病院看護部
4兵庫県立尼崎病院看護部
pp.23-33
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900329
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はじめに
看護ケアの質を評価するための指標の開発は,これまで様々な視点で行なわれてきた。近年,石護ケアの質が何によって構成されているのかという帰納的な研究が片田らによって行なわれ,患者を1人の人間として尊重することをはじめとする9つの構成要素が明らかになった1)。
指標開発に至るまでには,これらの要素を構成する具体的で観察可能な看護の技術を明確にし,何らかの形で測定したり評価する方法を見いだす必要がある。本研究は指標開発までの段階の1つとして,技術の明確化を試みたものである。
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