特集 クリティカル・ケアを極める—一歩進んだ総合内科医を目指して
内科クリティカル・ケア 知っておくべき知識・技術をまとめる─重症にはこれを武器に立ち向かう
モニタリング
辻坂 勇太
1
,
北井 豪
1
1神戸市立医療センター中央市民病院循環器内科
pp.1628-1631
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225813
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Point
◎輸液反応性の指標としての中心静脈圧(CVP)は信頼性が低く,動的指標を用いるべきである.
◎至適な左室前負荷を得るためには,背景疾患を考慮した左室拡張終末期圧(LVEDP)の目標設定が必要である.
◎Swan-Ganzカテーテル®の適応は慎重に検討する必要があるが,依然として血行動態の把握において有用である.
◎近年ではより非侵襲的なモニタリングツールが開発されており,その使用頻度が高まっている.
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