焦点 現象学的アプローチ
解説
看護における現象学的アプローチの活用
高橋 照子
1
1イリノイ大学
pp.499-504
発行日 1990年12月15日
Published Date 1990/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900276
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
看護学が一学問領域として市民を得て,看護が専門職というにふさわしくなるためには,必然的に看護学固有の対象1)とそれを研究するための独自な研究方法が要請される。前者の要請に応えてアメリカを中心にして1960年代から1980年代にかけて,多くの看護理論が提唱されてきた2)。その結果,看護学は人間のあらゆるレベルの健康を対象とする実践科学であるというコンセンサスは得られているといえるだろう。そして近年,改めて看護学の発展を目ざして,独自の研究方法が問われているのが現状であろう。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.