焦点 臨床看護の概念化に向けて
解説
看護実践における「看護診断」の理論的基盤
大竹 芳子
1
1三育学院短期大学
pp.243-253
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900141
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はじめに
今日,看護過程という考え方は,広く看護婦に受け入れられ,看護実践の方法として用いられている。そのプロセスの一部である看護診断に対する関心が高まり,国際的にも普及してきている。
米国では,北米看護診断協会(NANDA)が,2年毎に看護診断分類学会を開催し,20年の歴史を持っている。日本でも,1991年日本看護診断研究会が発足し,その研究会には全国から大勢の看護職関係者が集い,活発な論議が行なわれた。
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