特集 エビデンスを臨床実践に活かす挑戦—JBIを契機とする臨床実践と研究者の協働
【4 今後の展望】
エビデンスを臨床現場で活用し浸透させるためのタスク・フォース—日本のJBIセンターの役割
山川 みやえ
1
,
石丸 美奈
2
,
西村 直子
3
,
植木 慎悟
4
,
増島 麻里子
5
,
辻村 真由子
6
,
木村 聡子
7
,
𡈽谷 僚太郎
8
,
渡邊 浩子
9
,
牧本 清子
10
1大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻老年看護学研究室
2千葉大学大学院看護学研究院生活創成看護学研究部門
3大手前大学国際看護学部看護学専攻小児看護学領域
4九州大学大学院医学研究院保健学部門
5千葉大学大学院看護学研究院先端実践看護学研究部門
6滋賀医科大学医学部看護学科公衆衛生看護学講座訪問看護学領域
7大手前大学国際看護学部看護学専攻精神看護学領域
8大手前大学国際看護学部看護学専攻成人看護学領域
9大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻ウィメンズヘルス科学研究室
10大阪大学
pp.254-257
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201884
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本特集は,2020年12月に行なわれた第40回日本看護科学学会学術集会の交流集会において,本稿タイトルにあるように「エビデンスを臨床現場で活用し浸透させるためのタスク・フォース:日本のJBIセンターの役割」について,日本にある3つのJBIセンターが初めて合同の形で,それぞれの取り組みを発信・共有した機会に端を発する。交流集会では,本特集でも示されてきたように,EBPの浸透に向けて超えるべき課題を,主に教育の観点(学部,大学院),研究の観点から考察した。さまざまな課題はあるものの,EBPの実現に向けてすでに3センターともアクションを始めており,少しずつながらも,JBIの提携センターとしての位置づけが明確化してきた。本稿では,EBPを浸透させていくための戦略を今後の展望として述べる。
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