研究
老人看護における家族指導の必要性に対する看護婦と家族の認識の相違—退院後の看護の継続に関して
村田 恵子
1
,
大渕 律子
1
,
伊藤 登志子
1
,
賀集 竹子
1
1東京都老人総合研究所看護学研究室
pp.358-367
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200527
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I.はじめに
老人患者は医療施設を退院した後も,疾病の影響と老化に伴う諸機能の低下により,他の年齢層より多くの看護が必要である。
この点は,今村・重久1)の「退院患者のニード」遠藤ら2)の「退院時の老人患者のニード」荻屋ら3)の「退院患者の訪問看護の必要性」の調査からもすでに明らかにされているが,今後,この看護の必要性を家庭においてどのように充足していくかについての検討が重要であろう。
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