焦点 清潔の看護に関する研究・2
資料
清潔のケアの必要性についての患者と看護婦の認識
松本 女里
1
,
津田 佳世子
1
1東京大学医学部保健学科保健管理学教室
pp.81-85
発行日 1975年4月15日
Published Date 1975/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200420
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はじめに
患者の入院生活の援助の中で,患者の清潔に関連するケアは重要な看護活動とされている。このような,患者にとってはきわめて基本的な生活行動であり,また看護者側にとっても基本的なケアである患者の清潔のケアが,患者側からはどのように要請されているか,看護者側ではどのように重要性を認識しているか,そして,ケアが満足すべき効果をあげるために要求するものが結びついていなくてはならないわけであるから,両者の一致性,不一致性はどのような点にあるのかを知ることは,清潔に関する看護をすすめていく上で,きわめて重要なことと考える。
そこで,各種看護活動に関する看護婦と患者の重要性の認識を比較検討した調査結果の中から,清潔に関連した項目のみを選出してその認識の実態を報告する。
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