特集 老人と保健婦活動
調査報告
地域における老人のターミナル-ケア
鎌田 ケイ子
1
,
賀集 竹子
1
,
大渕 律子
1
,
奥山 則子
1
,
大竹 登志子
1
1東京都老人総合研究所看護学研究室
pp.738-749
発行日 1978年11月10日
Published Date 1978/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206048
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はじめに
高齢化社会を迎えるなかで,老人の死をどこでみとったらよいかは議論のあるところである。多くの老人が自宅で家族にみとられながら死にゆくことを望んでおり,また今後,老人人口が増加することも考慮すれば,在宅で老人の死をみとるための体制が用意されなくてはならないであろう。
しかし,周知のごとく地域医療体制は十分に整備されておらず,看護の領域からみても訪問看護事業の立ち遅れが,在宅でのターミナル-ケアを困難にさせていることは想像に難くない。
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