Japanese
English
特集 Endoscopic Surgery—適応と手技
胃癌・出血性潰瘍
Endoscopic surgery for gastric cancer and hemostasis of bleeding ulcer
比企 能樹
1
,
嶋尾 仁
1
,
小林 伸行
1
,
榊原 譲
1
,
田辺 聡
2
,
横山 靖
2
Yoshiki HIKI
1
1北里大学医学部外科
2北里大学医学部内科
pp.177-185
発行日 1990年2月20日
Published Date 1990/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900029
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胃癌の内視鏡治療には,根治を目的とした治療と姑息的な治療とがある.欧米においては後者が盛んに行われているが,本邦においては早期胃癌の内視鏡的治療が検討され,縮小手術の極限の形として,その適応が問題にされてきた.当初は合併疾患のある手術不能例にのみ行われていたが,最近では症例を厳密に選んで,minute cancerに対する根治術が行われつつある.外科医が納得できる適応とはどんなものか,またその手技はどのように行われるかについて述べる.
次に,消化性潰瘍の出血に対するendoscopic surgeryについては今やエタノール局注法が普及しているが,成績としてもこれを上回る,持ち歩き自由なヒートプローブ法について,その手技と成績を紹介した.
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